内部リンクとは?SEO対策で効果を出すための設置方法を解説

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こんにちは!Wembray 國平です!

今回はSEO対策をする中で、重要な要素の1つである内部リンクについて具体的な効果や最適化のポイントをご紹介していきます!

目次

内部リンクとは?

内部リンクとは、自サイト内のページ同士をつなぐリンクのことを言います。

外部のサイトと自サイトのページをつなぐリンクのことは外部リンクと呼ばれますが、その違いについては別の記事でご紹介していますので、ぜひご確認ください。

内部リンクがSEOに与える具体的な効果

クローラーがサイト内を巡回しやすくなる

クローラーとは、世界中のWebサイトの情報を収集し、その情報をデータベースに保管する「インデックス」を行うロボットのことです。

Googleのデータベースにページがインデックスされて初めて検索結果に表示されます。

つまり、Webサイトを運用する中で検索から流入を狙うためには、ページがインデックスされることが大前提となります。

インデックスされやすくするために、クローラーにサイト内のページを多く巡回してもらう必要があります。

適切な内部リンクを設置することで関連ページへ誘導して、ページを評価してもらうことが可能となるので、クローラーが巡回しやすい内部リンク設計が重要となります。

ユーザビリティが向上する

クローラーが巡回しやすくなるということは、ユーザーにとってもサイト内の記事を移動しやすく利便性が高くなります。今見ているページに関連するページの絵リンクが設置されていることで、ユーザーが求めているページを見つけやすくなります。

ユーザビリティが向上することで、ユーザが目的の記事を見つけやすくなります。それによりサイトに滞在する時間が長くなり、サイトパフォーマンスが高くなることで、GoogleからのSEO評価も高くなることが期待できます。

関連性の高いページ同士をリンクすることで品質が高まる

ユーザは現在読んでいるコンテンツに関連する、またはそのコンテンツを読んだことにより、さらに知りたいと思った情報があることを期待してリンクを辿ります。

関係ないページへの内部リンクを貼ることで、ユーザが期待したページが表示されず、サイトパフォーマンスが低下し、Googleからユーザビリティの低いサイトと認識される可能性があります。

内部リンク最適化のポイント

今までの話からもわかるとおり、むやみやたらに内部リンクを設置すればいいというわけではありません。

ポイントを意識して内部リンクを最適化し、サイトの評価を上げやすくすることがSEO対策において重要となります。

ここからは、具体的に内部リンクを最適化するためのポイントを7つご紹介します。

1. リンク先の内容がわかるようにアンカーテキストを工夫する

アンカーテキストとは、ページ内に設置されているリンクに表示する文章のことです。

ユーザーやクローラーがリンク先のページについて理解できるようなアンカーテキストを設置することが必要となります。

これはGoogleのSEOリンクに関するベストプラクティスにも記載されており、「こちらから」や「詳細」などリンク先のページがわからないようなアンカーテキストにはしないことが挙げられています。

2. 少なくとも1つ以上の別ページからのリンクを設置

こちらもGoogleが推奨しているポイントとなりますが、同じサイト上の1つ以上の別ページからのリンクを設置することを意識しましょう。

そのページの内容を読者に理解してもらうために役立つ情報のページへのリンクを設置して、ユーザ満足度が高いコンテンツを作成しましょう。

3. パンくずリストの設置

パンくずリストとは、サイト内のページ位置を示して、クローラやユーザがサイト構造や今いるページの場所がわかりやすく把握できるようにするためのナビゲーションリンクのことです。

パンくずリストを設置することで、ユーザーやクローラにとってわかりやすいサイトとなりユーザビリティが向上します。

4. 画像リンクにはalt属性を設定

alt属性とは、画像の内容を説明するために設定する値で代替テキストとも呼ばれます。何かしらの要因で画像が表示できない場合に、画像の代わりに表示されたり、ブラウザの音声読み上げ機能で音声出力されるテキストとなります。

画像にリンクが設定されている場合は、クローラーがアンカーテキストの代わりにalt属性の値を読み取るため、リンク先のページがわかる内容にしておくことが重要です。

5. 基本的にdofollowでリンクを設置

リンク先にクローラに巡回してもらうために、dofollowのリンクを設置しましょう。

rel属性に何も設定していない場合は、dofollowとなるので特に意識は必要ありません。

dofollow以外に設定できるrel属性の値の一例をご紹介します。

  • nofollow – クロールしない
  • ugc -コメントなどサイト内でユーザが作成できるコンテンツ
  • sponsored – 広告や有料リンク

上記以外にも設定することができますが、内部リンクにおいてはリンク先のページにクロールしてもらって評価してもらう必要があるので、基本使用しないでおきましょう。

品質と関連性が高いページをリンクする

ユーザは現在いるページの内容をもとに、さらに情報を求めて内部リンクをクリックします。つまり、そのページに関する詳細情報や追加情報、関連情報をリンク先のページに求めていますが、関連しないページリンクを設置することで、ユーザが求めているページが表示されず、ユーザビリティの低下につながり、サイトの評価が低下する可能性があります。

関連するページの中でもユーザの検索意図を満たすコンテンツ、つまり高品質なページの内部リンクを設置することで、SEO評価が高くなることが期待できます。

内部リンクの設置しすぎに注意

Googleのベストプラクティスには以下に記載があります。

1 ページあたりに含まれるリンクの数に関して、理想的な値というものはありません。 ただ、リンクの数が多すぎると感じる場合、実際にそうである可能性が高いと言えます。

Google検索に関するドキュメント

特にリンクの設置しすぎでペナルティが与えられるなどの記述はありませんが、リンクが多すぎると感じる場合はユーザにとってもそのように感じられるため、リンク数を調整した方がいいかもしれません。

ただ、上記はあくまで必要なリンクの場合です。

記事との関連性がないページや低品質なページへの不自然なリンク、サイト評価を上げてランキング操作をするためだけが目的のリンクはペナルティの対象となる可能性があります。

リンクの数だけでなく、リンク先の質や 現在のページとの関連性も意識した適切な内部リンクを設置しましょう。

ペナルティを受けることで、検索順位の低下や該当ページのインデックスが削除される可能性があります。

手動と自動のペナルティがあり、以下のような違いがあります。

手動・・・Google担当者がサイトを確認し、手動でペナルティを与える(ペナルティ通知あり)

自動・・・検索エンジンのアルゴリズムが自動でペナルティを与える(ペナルティ通知なし)

まとめ

内部リンクは、SEO対策の中でも自分だけで対策が可能な要素です。

検索順位を上げていくために高品質なコンテンツ作成をしても、クローラーに評価してインデックスされないことには検索結果として表示されません。

今回ご紹介したポイントを意識した内部リンクの設置をすることで、Googleクローラに多くのページを評価してもらいましょう。

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